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性感染症としてよく知られているHIVに関する社会問題とは何か

有名な性感染症のひとつにはHIVをあげることができますが、この性感染症に感染するとエイズを発症する恐れもあり、とても怖い病気として恐れられることが少なくありません。たしかに病気になってしまうと大変なことがたくさんありますが、現在では早めに治療を開始することで進行を食い止めることもできるようになっています。しかしながら、HIVに対して間違った知識を持っている人は多いので、その結果いくつかの社会問題にも発展していると言えるでしょう。

まず、HIVの感染について誤った知識を持っている人が多く、感染している人と同じ空間にいるだけで病気が移ってしまう可能性があると思っている人も少なくありません。HIVは精液や膣分泌液、血液や母乳などに含まれているので、体液や粘膜が他の人の粘膜や傷口と接触したときに感染が起こります。一緒に居るだけでは病気が移ることはありませんが、間違った知識から同じ空間にいるだけで病気になると思い、この感染症の患者を街や会社、学校などから追い出そうとする行動を起こす人もいるのです。このように誤った知識を持つことで本来であれば感染の心配がないのに、感染者に対する差別的な行動が行われることがあります。

就職や入学についても問題が起こっており、HIVを患っていることが判明してから内定や合格が取り消しになったという事例もあるほどです。病気を患っていたとしても治療薬で進行を食い止めている場合は、他の人とほぼ同じような生活を送ることができますし、気をつけておけば他者に感染させてしまうこともありません。ですが、事実はどうであれ、移るかもしれないというイメージで患者を排除しようとする動きがあることには変わりがないと言えるでしょう。明らかにHIVであることが原因で就職や入学が取り消しになった事例はいくつもあるので、これも大きな社会問題であると言えます。

HIVは完全に治療することができない性感染症であり、進行するとエイズを発症してしまう大変な病気です。大変な性感染症ではありますが、現在の医療技術では普通の人と変わりなく生活できるほどまで症状を抑えることができますし、日常生活で他の人に感染させてしまうことは基本的にありません。HIVに関する間違った知識を持っていると患者に対する差別や不当な扱いを行うなど社会問題に発展してしまうので、まずは多くの人々がHIVに関する正しい知識を持って病気について理解することが最も大切だと言えるでしょう。